TRACKTION REWIRED
TRACKTION
TRACKTION とは、 Raw Material Software が開発した DAW です。まだあまり有名ではないかもしれませんが、MIDIシーケンサ、AUDIO トラック、VST/VSTi、ReWire などに対応した本格的なソフトで、最近 Logic や Cubase 等でも採用しているフリーズトラック機能もいち早く搭載しています。
現在のところシェアウェアの形式で$80と内容を考えるとお得なソフトですね。
対応 OS は、Windows 95/98/ME/2000/XP と Mac OS X (OS X 版は現在β版ですが、登録するとすべての機能が使えます)
スクリーンショットを見ていただくとわかりますが、編集は基本的に1つの画面で行うようになっています。
と言うと Ableton の Live を思い浮かべますが、Live とは違ったコンセプトで、どちらかというと純粋な DAW の一つの形と言えるのではないでしょうか。
最初はこの方式にとまどうこともあるかもしれませんが、「何かをしたい部分」を選ぶと下のプロパティに「その項目に対してできること」が表示されますので、慣れてくるととてもわかりやすい操作ができます。気がつくとウィンドウだらけ…になりがちな DAW ソフトですが、この方法はなかなかスマートだなと感じます。
日本で扱っているサイトはまだ少ないですが、Tracktion User's Forum Japan! さんに日本語訳されたマニュアルや詳しい機能紹介などがあります。
REASON と REWIRE してみる
Tracktion で REASON を使う方法を説明します。
Tracktion は Rewireホストになり、REASONはスレーブになります。
- REASON が起動していたら一度終了し、Tracktion を起動します。
- Tracktion で VST Instruments や Rewire デバイスを使う場合は、使いたいトラックのアウトプットに new filter をドラッグ&ドロップで入れてやります。

- filter の選択肢から、ReWire Device を選びます。

- 今追加した ReWire フィルタを選択すると、画面下部に ReWire Device
のプロパティが表示されますので、choose device から REASON を選びます。

- ここで、launch editor ボタンを押すと、REASONが起動します。(起動しない場合は手動でREASONを立ち上げてください)
- output channels to use でREASONの Hardware interfaceで設定したチャンネルを選びます。
ちなみに、Hardware Interface のチャンネル 1 / 2 は Tracktion では、Mix L / Mix R となります。

- Tracktion の MIDI トラックで REASON をコントロールしたい場合は、input channel for
MIDI の channel で REASON のデバイスを選びます。

- ここまでで準備はOKです。
あとは、MIDI クリップを作って Tracktion からREASON の各デバイスをコントロールしてもいいですし、
REASON のシーケンサーを使って作ったトラックを Tracktion で使ってもいいですね。
コントロールチェンジも対応していますので、MIDI コントローラー等を使って Tracktion 経由で REASONのツマミをグリグリすることも可能です。
もちろん、REASON のアウトプットの後にVST エフェクトをかけることも可能です。

- 曲を作っていて、CPU 負荷がキツくなってきたら、ReWire で使っているトラックを選択して、freeze track ボタンでトラックをフリーズすることもできます。
ただし、フリーズさせたいトラックに MIDI クリップが必要です。Tracktion から REASON を MIDI コントロールしていない場合(REASONのシーケンサーを使っている場合)は空のMIDIクリップを必要な長さ分用意します。

REASON付属のデモソング、FourNotes.rpsをTracktion の ReWire デバイスに割当てて、試してみました。
フリーズ前のCPUメーター
フリーズ後のCPUメーター
- また、REASON の音をオーディオトラックとして埋め込むには、ReWire で使っているトラックを選択して、render track ボタンでトラックをレンダリングします。
これも、レンダーさせたいトラックには MIDI クリップを必要な長さ分作ってやります。REASONのシーケンサーを使っている場合は、空のMIDIクリップを作ります。
Before

After
NOTE
- 終了する場合は必ずREASONを先に終了してからTracktionを終了します。
- REWIRE の状態は保存できないので、Tracktion
でプロジェクトを閉じて再度開いた時には、Rewireのチャンネルやアウトプット等を再設定する必要があります。
